製品の中核価値

エチルセルロース
エチルセルロース(EC)は、天然セルルロースを由来とする非イオン性セルロースエーテルであり、白色~微黄色の粉末または顆粒で呈します。無臭・無味・無毒であり、医薬品分野をはじめ幅広い用途に理想的な原料となります。
- 徐放性コーティングにおけるエチルセルロースのメリットを発見し、精密な薬物送達を実現。
- 造粒工程にエチルセルロースを活用し、医薬品粉末の加工特性を向上。
- 水和しにくい医薬品グレード薄膜コーティング材としてエチルセルロースを利用し、安定性を高める。
- 味覚マスキング剤としてエチルセルロースを検討し、経口医薬品の服薬コンプライアンスを改善。
主な優位性
低灰分
エチルセルロースの極めて低い灰分含量により、処方に高純度を達成。特に導電性インキやペースト用途で重要です。
優れた耐水性
エチルセルロースの高い防水バリア性を活かし、医薬品内の水分感受性成分を効果的に保護。
傑出した皮膜形成性
エチルセルロースで強靭で高引張強度の薄膜を創出。錠剤およびビーズコーティングに最適で、錠剤の強度と外観を向上させます。
主要応用例
医薬品グレード
徐放性製剤、造粒、有効成分の味覚マスキングなど、医薬品グレード用途にエチルセルロースを採用。
印刷インキ
印刷インキにおいて、エチルセルロースは増粘剤およびレオロジー制御剤として機能し、均質性、粘度、流動性、安定性を向上させます。
食品グレード・動物飼料
フレーバー封入、マーキングインキ、包装材など食品用途、および動物飼料における栄養素徐放にエチルセルロースを応用。
導電性ペースト
エチルセルロースの低灰分とレオロジー調整剤・バインダーとしての役割を活かし、電子用途に要求される高純度を確保した導電性ペーストに採用。