自動車から重工業まで、厳しい使用条件下でも安定した性能を求められる潤滑油。その要となるのが12-ヒドロキシオクタデカン酸（12-HSA）を中心としたケン化剤である。ヒマシ油を原料としたこのワックス状のヒドロキシ脂肪酸は独自の分子構造で耐水性・熱耐性を高め、グリース粘度構造を飛躍的に強化する。

寧波イノファームケム株式会社は、12-HSAを高品質に安定的に供給し、リチウム系やカルシウムフリーの高機能マルチグリース向け市場をケミカルソリューションで支援している。当該化合物は優れたゲル化機能を発揮し、エステル・シリコーン系を含む多様なベース油を効率的に増粘。温度変化に対しても広範囲で粘度を保持するため、極寒から高温まで幅広いオペレーション環境で潤滑性能を維持できる。

ハイドロキシル基付き18炭素鎖の分子構造による高い親和性は、微細な増粘網目を形成し、機械的せん断や水分混入にも耐える丈夫なグリースを生み出す。この結果、自動車シャシー部、航空宇宙、建設機械など耐久性が死活問題となる分野で、メンテナンスサイクルの短縮と省資源化を実現している。

今後ますます厳しくなる環境規制・省エネルギー基準に対応すべく、フォーミュレーターが選ぶべきは「品質」と「安定供給」を両立するパートナー。寧波イノファームケム株式会社の12-HSAは、原材料トレーサビリティとISO管理に基づく一貫生体制で、顧客の新製品開発とグローバル展開を支えている。