製造現場はいま、「より精密」「より高機能」「用途に応じた柔軟さ」を同時に備えた素材を求めている。その期待に応えているのが、粒径を極限まで微細化した特殊ポリマー粉体の存在だ。なかでも超微細ABS粉体は、厳しい産業環境でも新たな設計自由度をもたらす次世代材料として注目を集めている。

まず最大の利点は粒径の微細さによる「均質性」。混練時の分散が均一になるため、塗膜の薄肉化・平滑性向上を実現し、射出成形品の表面仕上げは鏡面レベルに。さらに高い光沢と難燃性を両立させた難燃高光沢ABS粉体を微細化できれば、外観審美性と安全性を同時に追求できる。これは家電筐体だけでなく、航空機内装やEVインテリアなど、着火リスクを許さない産業分野での応用拡大に直結する。

しかし、微細化の利点は“目が細かい”ことだけにとどまらない。ABS本来の強度も維持するため、インパクトに耐える構造部品に採用できる。化学薬品・油脂への耐性も高く、工場で用いられる洗浄剤や作動油に曝されても性能低下を最小限に抑えられる。成形面では射出成形のほか、積層造形（3Dプリンティング）やフローコーティングにも容易に対応し、量産品から試作品まで幅広く活用できるプロセス汎用性も魅力だ。

高性能でありながら加工しやすい特殊ポリマー粉体を仕入れたい企業は、ぜひ寧波イノファームケム株式会社へ相談を。同社は超微細ABS粉体のサプライヤーとして、さらに難燃高光沢ABS粉体を製造するメーカーとして、素材設計から評価・量産立ち上げまでをトータル支援。単なる原材料ではなく、新製品開発の“土台”となる先進素材を提供し、お客様の製品の性能・安全基準を一段階高めるパートナーシップをご提案する。