塗料業界に革新をもたらす機能性添加剤として注目を集めるカルシウムレジネート。寧波イノファームケム株式会社は、同成分の製造現場で検証された高い付加価値を発表した。特に油変性塗料、エナメル、さらには産業用防食仕上げにおいて、乾燥速度向上、耐久性強化、仕上がり品質改善という三点で大きなメリットをもたらしている。

さらに、カルシウムレジネートは塗料乾燥剤(ペイントドライヤー)としての役割も果たしている。酸化重合乾燥を促進することで、現場での作業効率を大幅に向上させ、コスト削減にも直結する。また、硬化皮膜の硬度や光沢を高めることも確認されており、同社のサンプルでは標準品に比べ鉛筆硬度プラス2Hという結果も得られている。

エナメルや陶磁器用途でも、カルシウムレジネートは硬質被膜形成に貢献。耐擦傷性・耐黄変性の向上により、厨房家電や建築金属建材といった高品位仕上げが求められる市場で採用が拡大している。塗膜の耐温水性を30%向上させた実績もあり、厳しい耐候条件でも長期間の美観維持が可能になるという。

導入を検討するメーカーは、樹脂系統や硬化触媒との相性検証が重要だ。同社の技術サポートでは、柔軟性とのバランスを考慮した配合設計を提案。少量の追加で密着性と耐クラック性が改善され、省エネ低温硬化にも効果を発揮するという。

今後も寧波イノファームケム株式会社は、安定供給と高純度品質の両立を目指し、グローバルな塗料市場が求める高性能化ニーズに貢献していく方針だ。