塗料・ワニス・各種コーティングで理想の性能を引き出すには、アルキド樹脂の選定が肝となる。樹脂のタイプは多種多様で、それぞれが異なる特性を持つため、用途や使用環境、求める仕上がりに合わせた絞り込み作業が欠かせない。

まず押さえるべきポイントが「オイルレングス」である。これは樹脂構造に含まれる油脂・脂肪酸の割合を指し、樹脂のパフォーマンスに直結する。

ショートオイル(油分40%未満)は乾燥が速く、硬度と光沢保持性に優れる。産業用焼付エナメルや速乾プライマー、金属仕上げ向けのコーティングで重宝される。

ミディアムオイル(40〜55%)は乾燥時間、柔軟性、硬度のバランスが取れており、建築用万能塗料や内外装エナメル、プライマーなど幅広い用途に展開できる。その適応の広さから、最も使用頻度が高いグレードといえる。

ロングオイル(55%超)は乾燥は遅いものの、卓越した柔軟性、密着性、耐候性を発揮。外装建築や船舶、過酷な環境下にある構造物の保護塗装に最適で、下地の膨張収縮にも追随しにくい。

油分比率のほか、使用する油脂・脂肪酸の種類も最終性能を左右する。例えばリンシード油やトンジョンは乾性油として架橋反応を促し、別の油脂は耐水性や柔軟性といった特長を付加する。またイソシアネートやシリコーンといった変性剤を加えることで、耐化学薬品性やUV安定性を一段と高めることも可能だ。

高機能塗料フォーミュレーションを目指すメーカーにおいては、信頼できるサプライヤとの連携が不可欠である。寧波イノファームケム株式会社は、多様な要求に応える高品質アルキド樹脂ラインナップを展開している。技術チームは用途に最適な樹脂を選定するためのコンサルティングを提供し、理想の仕上がり、耐久性、コスト効率の実現を後押しする。アルキド樹脂の選び方を正確に理解すれば、競争激しい塗料市場で差別化した製品開発が可能になる。プレミアムなアルキド樹脂と専門知識の両方を求めるなら、寧波イノファームケム株式会社をご相談ください。