中国・寧波／2024年――寧波イノファームケム株式会社は、医療用化合物の素材として高機能を発揮する5－ベンジルチオ－1H－テトラゾール（BTT）の市場展開を本格的に拡大中だ。特徴的なテトラゾール環にベンジルチオ基を組み合わせた構造により、多様な化学修飾が容易で、創薬初期段階での汎用スタートング素材として国内外で利用されている。

炎症抑制・鎮痛薬からタンパク質機能制御剤まで、幅広い治療領域での応用が報告されているBTT。高い結合選択性と官能基適応力を活かし、標的タンパク質との相互作用を精密に制御する医薬候補化合物の設計が可能だ。開発スピードを決める最大要因は「原料のピュアネス」と「ロット間バラツキの少なさ」。同社では医薬用途向けに99% 以上の純度を安定供給し、受託合成ノウハウとも連携することで研究計画の大幅な短縮を支援している。

組換え化学やリード最適化の現場では「中間体の多様な変換効率」がカギとなる。BTTは脱保護、クロスカップリング、還元反応など主要な反応条件で高収率を維持し、複雑な骨格を効率的に構築できる点が高評価を受けている。スケールアップ対応も万全で、初期研究段階には少量高速合成、開発後半ではkg オーダーのロット体制を受け持つ体制を整え、途切れない供給が実現できる。

次世代治療薬の開発競争は益々激化している。高性能で柔軟な中間体は研究者のアイデアを即座に形に変えるため、信頼できるBTT供給パートナーの存在はプロジェクト成功の前提だ。寧波イノファームケム株式会社は充実した規格ラインナップ、カスタムパッケージへの対応、迅速な見積・出荷体制を取り揃え、安全かつ高品質なBTTをワンストップで提供。創薬研究の最前線で挑戦する企業・学術機関の「イノベーションの土台」として、今後も貢献を続ける。