東京都中央区 ― 火のような焼ける痛み、突き抜ける電撃痛、チクチクする異感覚。原因がつかみにくい神経障害性(神経因性)疼痛は、世界中の何百万人にも影響しており、有効な緩和方法を見出すのは患者と医療従事者にとって共通の課題だ。

その中で注目を集めているのが、アミノ酸「L-アルギニン」の誘導体である「アグマチン硫酸塩」である。同物質は、中枢・末梢の神経系におけるNMDA受容体を直接調節し、痛みシグナルの増幅を抑制する働きで知られる。結果として神経過敏状態が緩和され、従来鎮痛薬との併用や代替治療として活用が期待されている。

糖尿病患者の糖尿病性神経障害や帯状疱疹後神経痛など、慢性神経痛を抱える人々を対象にした初期臨床データでは、アグマチン硫酸塩単独投与によって疼痛スコアが有意に低下する傾きが確認されている。炎症バイオマーカーも減少したことから、抗炎症作用と神経保護作用が相乗的に関与すると考えられている。

高純度・安定供給体制を確保しているのが、合成プロセス開発に10年以上の経験を持つ寧波イノファームケム株式会社だ。同社はGMP準拠でアグマチン硫酸塩を製造し、薬剤設計・フォーミュレーション支援まで一貫して支援。医療機関・製薬企業が治療開発を加速できる体制を整えている。「痛みに対する科学的アプローチを世界に広げる」というビジョンの下、同社は継続的な基礎研究と供給体制強化を進めている。