5G・EVといった高機能デバイスの普及を背景に、電子業界はいまだかつてない高純度・高信頼性を材料に求めています。そんななか、エチルセルロース(EC)は導電性ペーストや積層セラミックコンデンサー(MLCC)のキー材料として存在感を増しています。寧波イノファームケム株式会社は、最先端電子用途に適したプレミアムグレードのエチルセルロースを安定的に供給。本稿では、その独自特性が如何にして電子部品の高機能化につながるかを詳説します。

ハンダバンプやプリント配線の形成に使われる導電性ペーストは、微細な回路パターンを高精度に印刷できるだけでなく、焼成後に導電性金属層を極めてクリーンに残す必要があります。ここで注目されるのが、灰分(アッシュ)を極限まで抑えた高純度エチルセルロースです。加熱時に無残炭で完全燃焼するため、金属層への不純物残留リスクを最小化。また、粘度・スレッシャル特性を絶妙にコントロールすることで、0.1 mm以下のライン/スペースでもスループットを落とさず印刷可能にします。

スマートフォン1台あたり数百~1,000個以上が搭載されるMLCCの製造工程では、セラミックスラリーのバインダーとしてエチルセルロースが欠かせません。セラミック層と内部電極を繰り返し積層するため、印刷時は適度なチクソ性を、積層時は高い層間接着性を実現するバインダーが必須です。エチルセルロースはその化学構造ゆえに高温度焼成後もセラミック層のクラックや層間剥離を招かず、コンデンサーとしての静電容量と信頼性を両立させます。

非イオン性セルロースエーテルであるエチルセルロースは、ケトン類、アルコール類など様々な有機溶媒に速やかに溶解し、均質な皮膜を形成。このため、アプリケーションごとの溶媒選択の自由度が高まるほか、疎水性の強膜が水分吸着を防ぎ、湿度ムラによる特性のバラツキを抑制します。寧波イノファームケム株式会社では、ロット毎のアッシュ含有量・分子量分布を厳格管理し、プロセス異常の根源となる不純物を徹底的に排除。生産ラインの歩留まり向上につながる高品質を実現しています。

また、最先端プロセス向けの高機能グレードをラインナップしつつ、コストパフォーマンスに優れた汎用グレードも豊富に用意することで、お客様の用途と予算に応じた最適なサプライチェーンを提案。技術支援チームは日本語での仕様選定支援を行い、サンプル提供から量産立ち上げまでワンストップで支援します。電子デバイスの小型化・高機能化を目指すすべての企業に、寧波イノファームケム株式会社のエチルセルロースをご活用ください。