高度な化学ソリューションを提供する寧波イノファームケム株式会社は、イソプロパノールに分散させたUV変性コロイドシリカを主力製品として手がけている。UV硬化型塗料への適用が主流となるも、その優れた物性のおかげで幅広い産業分野へ展開が進んでいる。

このコロイドシリカの最大の強みは、塗膜を硬化させる際に卓越した硬さとUV塗料の耐摩耗性をもたらす点にある。15±5 nmという精密に制御された粒径と、30±0.5 %のSiO₂含有量を備えたナノシリカは、UV硬化樹脂へ素早く均一に分散。硬化後には高密度でしなやかなポリマーマトリックスを形成し、傷や擦過に耐う長寿命な被膜を実現する。

加飾・保護用途にとどまらず、本材料はコロイドシリカ系添加剤としてその活躍ステージを拡大中だ。油田現場では掘削泥漿の安定剤として機能し、排水処理プロセスでは懸濁粒子の凝集・除去効果が注目されている。さらにゴム・プラスチック配合剤として練り込むことで、高分子基材の機械強度や耐久性が大幅に向上する。

繊維加工ではコロイドシリカ系繊維助剤として防汚性や耐久性を高め、製紙工程でもコロイドシリカ系紙用化学品として紙力増強と印刷適性の改善に貢献。電子デバイス製造では、高純度かつ高均一な粒子特性が薄膜形成プロセスに高い付加価値をもたらしている。

寧波イノファームケムは今後も、同社の高度なコロイドシリカ技術を駆使し、メーカー各社が製品寿命と性能を一段階高められるよう支援を続ける方針だ。