環境負荷低減が業界共通の経営課題となる中、製紙薬品のサステナビリティに対する期待は年々高まっています。これまでの常識を覆すソリューションを提供し続ける寧波イノファームケム株式会社は、製品品質向上と環境負荷削減を両立させたカチオン性ロジンサイズ「LSR-35」を開発、普及に成功しました。

同社の製品は、従来型のサイズ剤が抱えていた高環境負荷という課題を、独自の「高圧ホモジナイゼーション」技術で白濁ミルキィエマルション化するという方法で解消。微細化された粒子径により薬品の必要量を大幅に削減できるため、メーカーは高い耐水性と紙力を両立しつつ、薬剤廃棄量を従来比で大幅に低減できます。加えて、優れた保存安定性とプロセスへの適応性により、リワークを最小化。結果として原材料・エネルギーのロスを抑え、生産性が向上します。

さらに、pH適用範囲が4.0〜8.5と広く、アルカリ中和抄紙系でも高炭酸カルシウムフィラーとの相性が良好。酸性を中性域に矯正するためのpH調整剤を多用する必要がないため、薬品コストの削減と省エネルギーを同時に実現できます。低投与量で高効果を発揮する本薬剤は、経済合理性とサステナビリティの「両利き」として、次世代製紙業界の新標準となり得る存在です。