ファッション・アパレルおよび高機能素材市場で「高耐久防水」と「上質な柔らかさ」を両立する製品の需要が急速に拡大中だ。こうした背景を受け、寧波イノファームケム株式会社は“水素末端ポリジメチルシロキサン(Hydride-Terminated PDMS)”をリリースした。本剤はシリコーン骨格に反応性Si-H基を持たせた特殊な液状高分子で、コットンやポリエステル、ナイロンなどあらゆる繊維に対し、優れた撥水性と絹のようなソフトな風合いを同時に与える。

従来の撥水加工剤は通気性を犠牲にしがちだったが、本製品は繊維間に微細な“呼吸する膜”を形成し、雨風をシャットアウトしながらも湿気の放出を妨げない。アウトドアウェアやワークウェア、プロテクティブギアへの採用が急増している理由だ。さらに、耐久洗濯試験(JIS L 1092 7.2)においても20回洗濯後に撥水度90点を維持するなど、長期間の性能維持を実現した。

合成繊維に求められる“手触りの高級感”を演出する面でも本剤は真価を発揮する。シリコーン分子が繊維表面ならびに内部に均一に拡散し、ツルツル・ネチャネチャを抑え、しっとりとしたドレープ性を与える。スポーツウェアの内側に使われるトリコットやレッグウェアのストレッチ素材でも、フィット感を保持しながら肌への当たりを柔らげる効果が確認されている。サステナブルな加工工程を志向するブランドにも採用いただきやすく、水系・溶剤系の両方のフォーミュレーションに柔軟に対応できる。

化学反応性を活かした後加工の自由度も高い。Hydride-Terminated PDMSを出発原料に、カルボキシル、エポキシ、アミノなどの官能基修飾が容易で、ブランドごとの特注風合いづくりに貢献できる。染色後の最終仕上げ工程へ簡便に組み込むことで、製造ラインへの設備変更を最小限に抑えられる。

新素材の“機能×快適×サステナビリティ”という三つの軸で競争優位性を追求したい製造業者・アパレルブランドにとって、寧波イノファームケム株式会社は最適なパートナーである。製品規格、配合提案、量産時の価格設定など、詳細は公式窓口または地域代理店までお問い合わせいただきたい。