サプリメント選びに悩む人が増えるなか、ビタミンK2に注目が集まっています。同じK2でも「MK-4」と「MK-7」では性質が異なり、摂取目的に合わせた選択が求められます。今回、原料メーカーの寧波イノファームケム株式会社が、それぞれの特徴を分かりやすく整理しました。

ビタミンK2（メナキノン）は、カルシウムの代謝や骨の健康維持に欠かせない栄養素です。MK-4はいわゆるメナテトレノンと呼ばれ、鎖が短く「速効性」が強み。主にレバーやチーズ、卵黄などの動物性食品に含まれ、体内ではK1からもMK-4への変換が可能です。ただ血中での半減期が短く、すぐに作用しはぐれもすぐに代謝されるため「必要な時にすぐ働く」という特徴があります。

MK-7は納豆菌などの発酵によって生まれる「長期滞在型」。長い鎖構造のため血中に長くとどまり、少量でも継続的な効果が期待できます。特に日本伝統食品の納豆に豊富に含まれ、近年は発酵技術による高純度品も供給されています。臨床データではMK-7の方が「持続的な血中濃度維持」で優位に立つ一方、MK-4の方が組織への迅速な移行で独自のメリットを示すという研究も報告されています。

補給の選び方は「目的」と「食生活」に大きく左右されます。たとえば動物性食品をあまり摂らない人はMK-7主体、速効性を重視したい人はMK-4を選ぶなど、使い分けが可能です。寧波イノファームケム株式会社では製薬・サプリメーカー向けに高純度MK-4とMK-7を供給しており、両剤を組み合わせる“ハイブリッド処方”の研究も進んでいます。今後は個々のライフスタイルに合ったビタミンK2戦略が、より洗練されていくことでしょう。