ウールとポリエステルや綿などの合成繊維を混紡した生地は、適切な柔軟加工が難しいとされる。そこで、紡績業界のニーズに応える革新的なソリューションが登場した。テキサイル先端素材の開発で実績を持つ寧波イノファームケム株式会社は、高いコストパフォーマンスを誇る新ソフトナー「KR-506Mフレーク」を発表。混紡布の質感と耐久性を一挙に高める。


「KR-506Mフレーク」は、柔らかくなめらかな風合いを与えるだけでなく、ウェアのライフサイクル全体で型崩れしにくい反発性も同時に付与。ウール固有の上質感を損なうことなく加工できるため、スカーフやニット、カットソーなど幅広いアパレルアイテムに最適だ。また、ポリエステル/綿混紡(T/C)などの合成繊維系布地にも優れた仕上がりを実現する。こうした「風合い」と『耐久性』の同時達成を可能にした点が、従来型ソフトナーとの最大の違い。


弱カチオン性脂質アミン系の化学構造を採用したKR-506Mは、さまざまな繊維種との相性が良い。冷・温水の両方に速やかに溶解し、低粘度で扱いやすく、染色工場や水洗工場で導入しやすいのも魅力。工程変更や装置投資を最小限に抑えながら、高品質なソフト加工ができるため、短納期・多品種生産に追われる国内縫製メーカーの生産効率向上にも寄与する。


同社は「KR-506Mフレーク」を、ニーズに応じた少量ロットから提供可能。ウール用ソフトナーや万能布処理剤をお探しのテキスタイルメーカーは、この価格競争力の高いソリューションを活用し、グローバル市場での差別化を図ることができる。