電子材料から高機能潤滑油、感光性樹脂まで――多様な産業イノベーションの要となる化学物資を安定的に供給する寧波イノファームケム株式会社が今回焦点を当てるのは、分子式C18H32O2で示される9,12-オクタデカジエン酸(9Z,12Z)-、通称リノール酸（CAS No. 60-33-3）である。共役二重結合を含む不飽和脂肪酸である本品は、独自の反応性と優れたバイオベース特性を兼ね備え、今や先端素材開発の必須原料にまで成長を遂げている。

リノール酸の魅力は「天然由来の栄養成分にとどまらない」。分子内の二重結合部位は酸化・重合・付加反応など多様な化学変換を受け入れる設計図と化しており、複雑な中間体から高付加価値エステルまで自在に誘導できる点が化学プロセスエンジニアに高く評価されている。研究レベルでは既に、感光性レジスト用酸化誘導体、高耐熱ポリエステル基材、特殊な界面活性剤などへの応用例が数多く報告されている。

市場ニーズに対し、寧波イノファームケムでは食品～電子グレードまで幅広い品揃えで高純度リノール酸を安定的に供給。バルクオーダーにも柔軟に対応し、原料調達ステップの省力化とコスト最適化を推進する。厳格な品質管理体制とグローバル物流網により、お客様の生産ラインへのスムーズな導入が可能となった。

また、近年のサステナブル志向の高まりは、植物由来のリノール酸を用いたバイオベース製品の開発へと大きく舵を切っている。当社もまた、原料トレーサビリティーを担保しながらCO₂削減に貢献するサプライチェーンを整備。お客様の高機能化と環境負荷削減の両立に結びつけるソリューションを提供している。リノール酸が切り拓く次世代化学――ぜひ当社と共にその可能性を探ってみてはいかがだろうか。