石油・ガス開発における掘削効率は、掘削流体(マッド)の性能に大きく依存する。その中枢となるのは粘度制御と長期安定性であり、化学メーカー各社は最先端の添加剤開発を加速させている。


大手機能化学品サプライヤーの寧波イノファームケム株式会社は、そうした市場ニーズに応える新規アニオン型増粘剤「Kr-712A」を油田分野へ拡大提供開始した。同社が培った高濃度分散型印花糊用増粘剤の技術プラットフォームを応用することで、電解質濃度の高い過酷な井戸環境でも安定したレオロジー制御を可能にする。


Kr-712Aはアクリル系多成分共重合体を採用しており、以下の特長を備える:

  • 高塩濃度条件下でも粘度低下を抑制し、カッティング搬送性能とケーシング安定性を維持
  • 常温・短時間で均一に溶解し、現場での調製時間を短縮
  • ホルムアルデヒドフリー、APEOフリーで環境負荷を最小限に抑える

油田サービス企業・化学品メーカーは、Kr-712Aを既存のマッドシステムに簡便に配合でき、掘削過程でのムラのない粘度・濾過特性を維持できるため、非生産時間の削減と総コスト低減が期待される。寧波イノファームケムは、厳格な品質マネジメントに基づく製品供給体制を整備し、日本市場における技術サポートおよびサンプル提供も随時対応する方針だ。


詳細な製品データ、配合例、およびKr-712Aの価格情報については、寧波イノファームケム株式会社の日本法人営業窓口までお問い合わせいただきたい。