車載環境は、内装布やシートカバーにいたるまで苛酷な熱履歴と機械的応力を織物に課す。そんな要求に応えるべく、寧波イノファームケム株式会社は新規スペシャルティケミカル「Sylic® PR4102A」を投入した。


同製品は、塗料印染用バインダーとして設計されながらも、自動車用途に特化した改良が施される。複雑な基材—ポリエステル不織布から合成皮革、スエード調生地まで—に対して高耐久繊維接着を確保し、長期使用後も剥離や退色を抑制する。これはシート表皮やドアトリム、ヘッドライナーといった視認性の高い部位の品質維持に直結する。


最大の特長はなんと240°Cという卓越した耐熱性。エンジンルーム近傍や夏期の高温スチームクリーニングといった過酷な条件下でも性状が維持される。また硬化後も柔軟性を欠かないため、振動・衝撃を繰り返す自動車環境でクラックを起こしにくい。


同社は欧州・北米自動車規格にも準拠したテキスタイル仕上げ剤サプライヤー。Sylic® PR4102Aはサステナビリティと性能のバランスが取れた選択肢であり、グローバルOEM との共同評価も進行中だ。サンプル、技術データ、価格に関するお問い合わせは、専門チームへどうぞ。