プリント生地の色鮮やかさや輪郭鮮明さを決める要因といえば、やはり増粘剤だ。プリント用ペーストを成形する必須添加剤であるこの「ファブリックシッカー」は、合成ポリマー技術の勃興とともにその性能を飛躍させ、天然由来の限界を超える表現力をもたらす。こうした潮流のなか、寧波イノファームケム株式会社が放つ最新作「RW-MSC618」が業界注目を集めている。

アクリル系合成ポリマーを核としたRW-MSC618は、乳白~微黄の液体という外見からは想像もつかないパワーを秘めている。アンモニアを追加しなくても短時間でペーストが練れるため、生産ラインへの乗せ換え負荷を最小化。得られたカラーペーストは長期間安定して保存でき、繰り返し使用しても色落ちや粘度変化の心配が少ない。

同製品が際立つのは、印刷面の微細パターンを逃さない高いレオロジー性能だ。均一な流動特性により顔料が布地に正確に載り、スミだれやスクリーン詰まりを抑制する。結果として、シャープでありながらも鮮やかな発色、手触りの違和感を抑えた仕上がりを得られる。シリコンバインダーや水系接着剤との廣範な相性も確保済みで、現行の処方へのドロップインも容易である。

コスト面でもRW-MSC618は優位性が大きい。少量でも十分な増粘効果を得られるため、在庫を圧迫しない。プリント不良による原反ロスを減らせることで、結果的な総コストダウンも見込める。寧波イノファームケム株式会社は顧客の工程条件に応じたご提案体制を整えており、サンプル提供や技術相談の窓口も常時開設。最先端化学助剤で現場の「もっとこうしたい」を、次の一手につなげる。