繊維加工の最前線ではポリエステル、ナイロン、ポリプロピレンといった合成繊維への発色鮮やかなプリントをどこまで高めるかが定番課題となっている。この種の素材の定番着色剤である分散染料でも、最高品質を引き出すには専用の補助剤が欠かせない。そこで登場したのが寧波イノファームケム株式会社が開発した革新型ペースト「Sylic® Disperse Printing Paste 317HB」だ。

高発色・低環境負荷を追求する分散染料プリント向けソリューションとして国内外に実績を積む当社は、均一性、色深さ、サステナビリティの3要素を最適化し続けている。今回の新製品は、エーテル化多糖類粉末を主成分とし、非イオン性設計により幅広い染料系統や薬剤群との親和性を確保。粘度の変動を抑えた安定した印染ペーストを形成し、基材へ素早く浸透。結果として輪郭鋭利な高彩度プリントを実現する。

平面スクリーンやロータリースクリーンのほか、ローラー染めでも対応できる汎用性の高さも特長。焼き付け後は繊維から容易に離剝し、独特の「手ざわりの良さ」を残すため、高機能ウェアやファッションアパレル向けにも最適。また酸や還元剤といったプロセス化学薬品に対しても優れた耐性を示し、長期保存によるプリント品位の変化を抑制。

さらに自然環境に好適な微生物分解性を備えている環境配慮設計を採用し、持続可能な生産ラインへの移行をバックアップ。高性能とエコロジーを両立すべく、寧波イノファームケム株式会社はSylic® 317HBを通じて次世代の分散染料プリントをリードしていく。