ペイントやインキ、塗料の下地となる顔料ペースト。その品質は最終製品の外観性能を決める最重要因子だ。高品位なペーストを連続生産するには、配合精度を高めるだけでなく、高性能添加剤の戦略的導入が不可欠となる。特に微細な顔料を均一に分散・安定化する分散剤は、色濃度や経時変化を左右するカギになる。

黒系顔料は有機系・無機系ともに粒子の凝集が顕著で、分散不良が色欠けや沈降、フロック現象を引き起こしやすい。こうした障壁を劇的に低減するのが、次世代アニオン系分散剤「RG-FSH675」である。

RG-FSH675はアクリル塩ビルと脂肪族アルコール縮合物をベースに設計され、水性ペーストに卓越した濡れ性と長期安定化力を付与。塗布後の明度上昇と高彩度化を同時に達成できるのが最大の特長だ。また長期保存後もグラニュールの再凝集を抑制し、使用前の攪拌作業を最小限に抑える。

さらに高固形分・水溶直付設計により、工程への直接投入が可能でミル時間短縮や製造コスト削減を実現。インキ用ペーストやエマルション塗料など幅広い用途で相分離やフローディングを防止し、均一な発色を持続させる。

当社はRG-FSH675の信頼供給体制を敷き、現代の厳格な品質基準に対応する高性能着色剤ソリューションを展開。鮮やかで安定性に優れたカラー製品の量産を支援している。