プリント業界の主流となる綿布やポリエステル布は、ファイバー構造の違いにより色鮮やかさと線の鋭さを両立させるのが難しい領域とされている。にじみ・色抜けを防ぎながら、きれいな発色を得るには、素材特性に合わせた専用助剤が欠かせない。寧波イノファームケム株式会社は、そうした課題に応える増粘剤RG-MSC618を新たに市場投入した。


RG-MSC618は、顔料プリント用合成増粘剤であり、綿とポリエステルの両方で高次元の性能を発揮するレジェメインである。綿プリントでは優れた増粘効果でペースト粘度を最適化し、鮮明な輪郭と深みある発色を可能にする。また急速ペースト化機能により、量産工程のスループット向上も実現する。


最大の特長はポリエステル布での圧倒的な防透け性能。ポリエプリントで起こりがちなにじみを根こそぎ封じ、細かな柄も滲まずプリント面をクリーンに仕上げる。シンセチック繊維でのクリアな柄再現を目指すメーカーにとって、RG-MSC618は欠かせない武器となる。


さらに異なるコーティング剤・接着剤との親和性も高く、綿ポリブレンドや混紡布への適用も容易。複数の増粘剤を使い分ける手間なく、在庫管理も簡素化できる点も大きなメリットだ。寧波イノファームケムは、長年にわたり繊維プリント助剤分野をリードしてきた企業。RG-MSC618を導入することで、多彩な布帛にわたり高発色・高安定プリントを一貫して提供し、市場における品質ブランドを確固たるものにできる。