環境への意識が世界的に高まる中、染色・プリント工程で使う化学品にまで“グリーン”の波が届いている。ただの自然派ではない、高機能と低環境負荷を両立させた新しい補助剤が注目されている。

トレンドをリードする寧波イノファームケム株式会社が開発した合成増粘剤「RG-FL6085」は、まさにその代表例だ。海藻由来の従来剤と同等以上の色出し力を確保しながら、排水処理時のBOD/COD負荷を大幅に抑えることに成功した。

海藻カードを超える「合成」の強み

海藻酸ソーダ代替に求められる条件は①色ムラの抑制②鮮やかな色再現③排水の簡便処理──が挙げられるが、RG-FL6085はこれらをすべて充足。さらに原料が安定的なため、ロットによる品質ばらつきも解消し、工程ランニングコストの削減にも直結する。

導入は置き換え作業が中心

既存設備をほとんど変更せず、海藻酸ソーダの使用量と同じ割合で投入できるため、工場立ち上げまでの期間も短縮できる。既にアジアの大手プリント工場で試験採用されており、品質向上と環境配慮を同時に達成している例も報告されている。

寧波イノファームケムは「高品質な製品と環境への責任は両立できる」を理念に掲げ、各種認証の取得と継続的なR&Dを推進。RG-FL6085を含む全製品は厳格な品質／環境基準をクリアしている。

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