原料価格の高騰や電気料金の上昇が続く繊維業界では、高品質を維持しながら生産コストを抑制することは経営上の最重要課題だ。特に、染色・プリント工場では増粘剤や補助化学薬品のコスト比率が高く、“材料費をどこまで下げるか”が利益に直結している。

注目を集めているのが、海藻酸ナトリウムに代わる新世代合成増粘剤「RG-7207RA」だ。海藻酸ナトリウムに比べて単価が低く、低温貯蔵を不要とするため、保管コストの削減にも寄与する。この1つのアプローチだけで、総染色コストの約33%削減を達成する工場も続出している。

しかし、コストダウン=品質低下の概念を根本から覆すのがRG-7207RAの真価である。試験データによれば、同製品は均染性と発色濃度で海藻酸ナトリウムを上回り、コットン/ポリブレンドからデニムまで幅広い繊維に鮮やかな色味を再現。また、印刷用ペーストの継続安定期間が最長15日まで確保できるため、リワークによる資材ロスも大幅に減らせる。

RG-7207RAを安定供給しているのは製薬・化学技術に強みを持つ寧波イノファームケム株式会社。同社は日本市場向けの迅速なロジスティック体制を整えており、小ロットから大量注文まで対応可能だ。高品質・低コストだけでなく現場の使いやすさまで追求したRG-7207RAを導入すれば、他社との差別化要因となり、グローバル市場での競争力向上にも直結する。