寧波イノファームケム株式会社は、化粧品・医薬品双方で幅く使用されているVP/VA共重合体(ビニルピロリドン/酢酸ビニル共重合体)について、その配合比の妙味に焦点を当て、最適な処方設計手法をご提案いたします。

VP/VA共重合体が発揮する最大の利点は、塗布後に均質なフィルムを形成する点にあります。ただし、VP(ビニルピロリドン)とVA(酢酸ビニル)の含有比率を僅かに変えるだけで、得られるフィルムの柔軟性や対水耐久性は大きく変化します。VPを多くするとフィルムは柔軟になり、水・アルコール系での溶解性が向上し、塗布・除去が容易となります。逆にVAを高めることで硬く耐水性に優れたフィルムが得られ、長時間スタイルキープに適した処方が可能となるのです。

具体的には、スタイリング製品ではヘアホールドの強度を細かく調整できます。しっかりキープ力を求めるならVA含有量の高いタイプを、自然な動きを残すならVP含有量の高いタイプを選択すればよいのです。この選択によって、髪の健康や扱いやすさを損なうことなく、目指すヘアスタイルを再現できるのです。

医薬分野ではコポビドンとして知られる本品は、錠剤製造におけるバインダーおよびフィルム形成剤として活用されています。VP比が高いグレードは直接圧縮での優れた結合性を発揮し、VA比を高めたグレードは錠剤を保護する皮膜形成に最適です。これにより、溶出速度の設計や保存安定性の向上も自在に行えます。

寧波イノファームケム株式会社では、各種VP/VA比をラインナップし、お客様が製品コンセプトに最もマッチするグレードを選べるようにしています。フィルムの硬さ、溶解スピード、対水耐久性をテコに、化粧品も医薬品も次世代フォーミュレーションを実現してください。