消費者の感性に訴求する新たな価値を求める繊維業界に、革新的な芳香付与技術が登場した。布に長時間香りを留めるための鍵となるのは、マイクロカプセルを織物加工に応用する仕組みである。この分野で先進的な提案を続ける寧波イノファームケム株式会社は、布の香りや肌触りそのものを再定義するソリューションを手がけ、フラッグシップ製品「ST805」を通じて高機能芳香剤の新たなスタンダードを打ち出している。


ST805は、ナノレベルの香りマイクロカプセル技術を核に設計されている。天然植物抽出物から形成された微細カプセルが、綿・ポリエステル・ナイロンおよびそれらの混紡繊維へ直接埋め込まれ、加圧・摩擦をトリガーにして徐々に芳香成分を放出する。これにより、製造後も長期にわたり“洗っても消えない”清潔感を布が保ち、市場に求められる「高品質でありながら高付加価値を両立する」製品価格帯を実現している。


従来の単純な香料塗布と比べ、マイクロカプセル構造は香りを外部要因から守るため、効果は洗濯耐久性も含め大幅に向上する。ブランドごとの香りカスタマイズにも柔軟に対応でき、ラベンダーのクラシカルな優雅さからレモンのさわやかさまで、デザインコンセプトに沿った芳香設計が可能である。耐久型ファブリック芳香を導入したいメーカーにとって、ST805は最適な選択肢だ。


香りの長持ちだけでなく、親水性・通気性・吸湿放湿性といった布本来の快適機能は維持されたまま。それはまさに「香り」と「機能性」を同時に高次元で両立させる証である。今後の繊維の香りづけは、ST805が描く未来像と共に幕を上げる。