厳選された原皮だけでは限界がある。本当に「上質」と評される革製品を生み出すには、化学的な“味付け”が欠かせない。中国・浙江省の革新企業寧波イノファームケム株式会社が開発した特殊添加剤シリーズは、そんなニーズに応える革新的ソリューションだ。触れれば自慢のソフトな手ざわり、目を奪う透明感ある艶、そして水を寄せ付けない丈夫さ――3拍子揃った革を生産現場の作業効率を下げずに実現する。


手触りの決め手は、シリコーン系ポリマーを中心に設計された「ソフトニング処方」。指が沈むほど柔らかく、“新生児の肌”を思わせる滑らかさを与える。しかし柔らかさだけでなく、型崩れやひび割れに対する補強効果も同時に働くため、ハンドバッグや高級カバンなど、形状保持が求められるアイテムにも最適だ。


色・艶の表現力も革新級。添加剤が革表面の微細な凹凸を均一に整えることで、染料の発色が深まり、透明感ある輝きが持続。経年変化によってもくすみにくく、長く愛用できる “色褪せない艶” を演出する。アパレルやインテリアに最適な “視覚訴求力” が向上する。


環境変化での強敵は水分。同社のシリコーン系防水剤は、革の通気性(ブリーザビリティ)を阻害せずに、優れた撥水層を形成。雨や湿気から皮革を守り、カビやシミといった老化リスクを大幅に軽減。アウトドアウエアやスニーカーへの採用が急増している。


生工程での利便性も高レベル。乳化安定性に優れるため、ロールへの付着や油焼けなどのトラブルが抑制され、塗布ムラがほとんど出ない。結果として塗り直しの手間を削減し、工程短縮・歩留まり向上にも貢献する。すでに多くの製革メーカーが、ハイグレードラインへ導入済みだ。


寧波イノファームケム株式会社は今後も革メーカーとの共同開発を加速。消費者の感性を刺激する「見て触れて納得」する革製品を、より高効率で提供できるよう技術支援を継続する。