自動車や医療、防護といった先端分野で需要を伸ばすテクニカルテキスタイルは、標準的な繊維とは異なる独自の化学処方を求めている。特にアルカリ、高温、高塩濃度といった過酷環境下でも性能を維持できる仕上げ剤の需要が急増している。そんな要望に応えるべく、寧波イノファームケム株式会社は産業用高機能繊維専用のスペシャリティケミカルシリーズを展開。その中核となる製品が「高耐アルカリ性ソフナーフレーク」だ。


従来の衣料用柔軟剤は弱アルカリ域での安定性に留まるが、本製品は分子設計を一新。厳選した高分子化合物を基剤とし、アルカリ濃度が高く、かつ高温処理が必要なワークフローでも化学的変化を抑える特殊な架橋構造を採用した。その結果、高濃度アルカリ浴での柔軟処理直前工程や、長期にわたる塩水暴露環境下でも繊維本来の強度や防透性、バリアー機能を損なうことなく、柔らかな風合いを与え続ける。


また、本フレークは高塩濃度耐久性にも優れるため、染色・プリント後のリンス工程で残留薬剤の影響を受けにくく、一浴処理併用による工程短縮も可能。さらに黄変抑制処方を施しており、白系や淡色の高付加価値繊維の美観を保持しながら、天然繊維から合成繊維まで幅広いファイバーに適用できる。これによりプロテクティブウェアや医療用テキスタイルなど、厳格な性能基準を満たす製品開発を支援する。


同社は「柔軟剤」という枠を超え、テクニカルテキスタイルの性能向上に直結する戦略的ケミカルソリューションを標榜。高耐アルカリ性ソフナーフレークは、それ単体で高性能を発揮するだけでなく、撥水・防汚・抗菌などの機能整理剤との併用設計により、工程の最適化とコスト削減を両立する。価格や技術仕様、用途別ブレンドのご相談は、寧波イノファームケムまでお問い合わせいただければ細やかなサポートを提供する。