綿やその混紡素材のニット・ウェアは、肌当たりが良いことと高品質感が消費者の第一選択基準となっている。こうした要求に応えるためには、繊維の耐久性を損なうことなく「ふっくら」「しっとり」「もちもち」とした高級感のある風合いを与える専用仕上剤が欠かせない。「Softener Flake KR-508S」はまさに、綿100%からポリエステル綿混紡まで幅広くカバーするファブリック専用ソフティング剤として注目を集めている。

製造元である寧波イノファームケム株式会社によると、KR-508Sはカチオン系フレークタイプのソフターで、繊維表面に均一な被膜を形成させ、非常にソフトかつフラッフィーで手触りの細かな仕上がりを実現。パッディング(ローラー塗布)でもディッピング(浸漬)でも加工ラインに容易に組み込め、淡黄色のフレークは温湯に短時間で溶解しスムーズなパステ状に調整できるため、オペレーションも簡便だ。さらに、シリコーンオイルとの相乗効果により、なめらかで滑らか、適度なハリ・コシを兼ね備えた独自の風合いも設計可能となる。

既に量産段階に入っている日本・アジアの大手縫製工場では、KR-508Sを使用した製品が「触感の違い」と「耐久ソフタッチ性能」の両面で高評価を受けているという。価格面でもロット生産を前提にした競争力のある供給が可能であり、短期的な採用リスクは限定的だと同社はアピールする。また工程の最適化を目指すメーカー向けに、同社は日本語技術サポート窓口を設置し、用量・浴比・乾燥条件など個別のパラメーター設定までアドバイスを行っている。

「KR-508S」を選択することで、綿素材本来の自然な風合いを残しながら、洗濯を重ねても衰えない上質な柔らかさを付与。これは、ブランドが差別化を図る最も費用対効果の高い一手となるだろう。