ファッション業界の「持続可能性」の期待が高まる中、製造工程での省エネ・化学品の低影響化が急務となっている。 寧波イノファームケム株式会社はこうした潮流に応え、冷水対応の環境配慮型布帛仕上げ剤「KR-527」を提供開始した。


KR-527の最大の特徴は、加熱不要の冷水仕様にある。従来の柔軟加工では温水リンスが欠かせず、CO₂排出と運用コストが課題だった。KR-527は常温で瞬時に溶解し、優れた柔軟効果を示す。エネルギー使用量を大幅に削減できるため、ESG目標を掲ける企業には不可欠の補助剤といえる。


性能面も妥協なし。カチオン系活性剤を基とした独自のイミダゾリン脂肪酸化合物は、綿・ポリエステルはもちろん混紡生地に均一な滑らかさを付与。 触り心地と風合いは高水準を維持しながら、環境規制要件との乖離もない。


同社の担当者は「KR-527を導入することで品質向上、効率アップ、サステナビリティの三つの価値を同時に獲得できます。日本市場での需要拡大を見据え、在庫体制も整えた」と述べた。新時代のテキスタイルプロセスに革新をもたらすKR-527については、本日からサンプル提供と技術支援を開始する。