衣料やプロダクトの防水加工は、アウトドアギアや防護服、インテリアファブリックに至るまで必要不可欠な工程だ。ただし、水をはじくだけではなく、素材に一定の形状保持力を併せ持たせたいというニーズが高まっている。防水用テキスタイル処理剤に剛性付与成分を組み合わせることで、まさにこの”二刀流”の性能を実現できる。


従来は撥水皮膜一辺倒の処方が主流だったが、多くの製品は水分の侵入を防ぎながらも張りや保形性を求められる。たとえば、降雨を弾きつつ張りのあるシルエットを保つタープ生地や、風雨に晒されてもへたらないプロテクティブカバー。このような機能を一度に付与できれば、工程の短縮と性能向上が図れる。


最新フォーミュレーションでは、繊維内部で架橋やフィルムを形成し、適度なハリとクリスプな風合いを与える高機能撥水・剛性付与剤が登場。防水成分との相性を考慮し、撥水力を損なうことなく硬さをキープ。デザイナーやメーカーは、より柔軟で多機能なファブリック開発に取り組める。


今後はコットン・ポリエステル・ブレンドなど広範な素材に対応し、塗工も簡便で結果が安定し、しかも無毒・環境適合性が高い剤の選択が重要となる。卓越した耐久性を兼ね備えたそのソリューションは、厳しい環境でも高いパフォーマンスを発揮しながら、求められる形状特性を同時に提供する。これら進化したニーズに応えるのが、寧波イノファームケム株式会社が手掛けるテキスタイル分野向け先端化学製品だ。