繊維製品の価値向上をめざす仕上げ技術は、さらなる“速乾・快適・耐久”を次のステージへと押し上げている。今回、寧波イノファームケム株式会社が開発した「45404モイスチャーウィッキング剤」は、高分子変性ポリエーテル系という最新フロンティアとして、化繊が抱える“汗離れ・帯電・汚れ”という三大課題を一挙に解決する。


最大のポイントはポリエステルやナイロンなど疎水性繊維の表面を化学的に書き換え、水分を素早く広げて蒸散するハイドロフィリック層を形成すること。ジムウェアや全天候アウターに求められる“一気通貫のドライ感”を実現するだけでなく、染色堅牢度や色変化を最小限に抑える低黄変設計や、高せん断プロセスでも品質を維持するせん断抵抗性が備わっており、量産ラインへの組み込みが容易だ。


さらに、化学繊維に発生しやすい静電気を根こそぎ除去する優れた帯電防止効果と、汚れが繊維に絡まりにくいイージーリリース機能を同時に付与。同社は「モイスチャーウィッキング剤」という枠を越えたマルチファンクションフィニッシュ剤として、実機導入に向けた技術支援から価格設定までワンストップで提供している。


45404を採用するということは、単に性能向上を狙うのではなく、“市場で差別化できる快適価値”を生み出すこと。長期供給と品質安定を約束するメーカー直販体制で、プロダクトラインへの無理のない移行を後押しする。今こそ、化学繊維仕上げの新しい標準を体験する時だ。