サステナブルな製造が業界標準に迫る中、染色後加工段階で使用する薬剤選びも環境負荷を左右する要因となっています。この潮流を受け、寧波イノファームケム株式会社は、超低ホルムアルデヒド ノーアイロン仕上げ用樹脂によるエコフレンドリーな加工ソリューションを強化しています。

同社は、伝統のDMDHEU系薬剤を独自に改質し、ホルムアルデヒド放出量を限界まで抑えた樹脂「LoF-Resin(ローフォルム)」を開発。従来品と比べて人体や環境への影響を大幅に低減しながら、しわになりにくくお手入れ簡単な「ドライブルレス生地」の実現を可能にしました。

特に、綿・ビスコースおよびそれらの混紡素材向けに最適化されており、洗濯後のシワ回復性や耐久プレス性に優れ、衣料メーカーや生地商社のSDGs指標と品質向上への両方に貢献します。また、OEKO-TEX 基準適合に加え、各国のホルムアルデヒド規制にも柔軟に対応できるため、輸出志向のブランドでも安心して採用できます。

実績

  • ホルムアルデヒド検出値:15ppm 以下(JIS L 1041法)
  • プレス耐性:家庭洗濯30回後の外観評価4.0 以上
  • カバー率:綿100%・混率20〜80% で効率よく作用

今後、寧波イノファームケムは「化学が地球と暮らしをつなぐ」をミッションとし、業界の脱化石燃料依存や循環型テキスタイルの実現を見据えた次世代製品ラインアップの開発に注力する方針です。