市場ニーズ レジャー・アウトドアから産業資材まで、防水性を備えながら通気性や柔軟性を維持する高機能繊維製品の需要は急増している。性能を極めながらサステナブルな生産プロセスに対応するには、化学的なアプローチが欠かせない――こうした背景で、寧波イノファームケム株式会社は「MFアジリジン架橋剤」をリリースした。


分子レベルでの強化 本品はアジリジン骨格を有する特殊架橋剤であり、コーティング剤や含浸樹脂の分子間に高密度なネットワークを形成。従来の撥水加工では到達しにくい微細な水分侵入経路をしっかりブロックしながら、必須である通気性能を最大限キープする。


生産現場でのメリット

  • 常温自己架橋で省エネ・工程短縮を実現。
  • 水・アルコール・ケトン・エステルなど幅広い溶媒との相性が良く、既存処方を大きく見直すことなく導入可能。
  • 長期保存性に優れ、ロット品質の不均一リスクを低減。


同社は「MFアジリジン架橋剤」を中心に、防水・防風・耐火など多様な機能を備えたテクニカルテキスタイル向けの総合ソリューションを提供する。耐久年数や環境負荷といった顧客要件に合わせた処方設計支援も含むため、素材メーカーの開発フロンティアをさらに押し広げる。