繊維業界は SDGs 達成に向けた取り組みを加速させており、柔軟仕上げ工程における環境負荷低減も急務となっている。こうした背景を受け、寧波イノファームケム株式会社は冷～常温で瞬時に溶解する「 fatty acid imidazoline タイプ 冷水即溶柔軟剤フレーク」を投入。加熱工程を最小化することでエネルギー使用量を大幅に削減する。


本製品の最大の付加価値は“加熱不要”にあり。従来であれば40～60 ℃必要だった水温を20 ℃前後まで下げることができ、蒸気ボイラー などの運転負荷が約半減。結果として運転コストとCO₂排出量の双方を抑制し、ブランドの温室効果ガス削減目標達成へ寄与する。


対応繊維はコットン・ポリエステル・混紡など用途を選ばず、高い柔軟性と滑らかな手触りを与える。使用量も従来比10～15 %削減可能で、余剰薬剤による排水負荷も抑えられるため、Eco-Tex や Bluesign をはじめとする国際基準へ準拠しやすい。さらに、手触りのレベル向上により耐久性と消費者満足度も向上するという。


同社は今後もR&D投資を継続し、閉環型水系へのトレーサビリティ、さらにはバイオベース原料の採用を加速させる計画。「環境に優しい」「高品質」「省資源」を両立する柔軟加工材料として、日本・アジア・欧州市場での拡販を進める。次回プロジェクトに向けたサンプル提供や技術相談も受付中だ。ご関心のある企業は、ぜひ一度資料請求を。