繊維加工業界では、これまでも高品質の維持と省エネルの両立が永久的テーマだった。注目を集めているのが、低温でも効く撥水剤による新しい加工手法だ。寧波イノファームケム株式会社は、120 ℃の低温硬化で高い撥水性を発揮するC6撥水剤を供給開始した。


従来品よりも約20～40 ™低設定できるため、工場の加熱炉稼働時間と電力消費を大幅に削減できる。加えてPFOA・PFOSを一切含まない処方でSDGs時代の環境要件にも即対応し、“環境負荷ゼロ”に近い加工を可能にする点が評価されている。


性能面から見ても、水・油・汚れに対する「トリプルプルーフ」効果は110 ℃以上の高温設定品に劣らない。天然繊維、合成繊維はもちろん難燃素材まで幅広い布帛に適用でき、仕立て後の加工ラインへの組み込みも簡単だ。同社は加工安定性の高まった最新ロットを継続供給し、技術サポートから価格設定までワンストップで支援。省エネを軸にしながら高機能加工を求める日本企業にとって、有力な選択肢となりそうだ。