臨床検査の現場では、検体や試薬の品質と同じくらい、分析装置のメンテナンス精度が結果に直結する。Roche Cobas C311などRoche社製アナライザーを導入する施設にとって、装置内に留まる蛋白質や脂質といった生体由来残渣を効率よく除去する専用酵素クリーナーの役割は欠かせない。これらのクリーニング試薬は、サンプル探針や試薬プローブといった精密部を清浄に保つことで、キャリーオーバー汚染を防ぎ、1検体ごとの再現性を高める。

Cobas C311では、多数の臨床化学検査を連続実施するため、分析サイクルのたびに微量ながらも残渣が内部に堆積しやすい。その際、酵素系クリーナーはタンパク質を分解するプロテアーゼや脂質を乳化させるリパーゼといった成分を含み、常温でも短時間で残渣を溶解除去。結果として、試薬の反応効率が維持され、検査精度への悪影響を最小限に抑えることができる。

長期的な観点では、こうした定期洗浄がポンプ、バルブ、光学系の磨耗や目詰まりを軽減し、修理頻度の低下と運用コスト削減に直結する。加えて、機器ヘッドの温度上昇を抑えることで消費電力の見直しにもつながる。

以上のメリットを踏まえ、寧波イノファームケム株式会社はRoche Cobasシリーズに最適化された酵素クリーナーを提供。国内GMPに準拠した品質管理体制のもと、バッチごとの性能検証データを開示し、検査室の運用スタッフが安心して日常メンテナンスを行える環境を整えている。正確な結果と装置寿命を両立させるプロフェッショナルなサポートの一環として、ぜひご検討いただきたい。