写真で見たことはありませんか? 金属ディスクを“カチッ”と押すだけで一気に温まり、電源も不要な使い捨てではないカイロ。手のひらの温もりは、通称「ホットアイス」と呼ばれる酢酸ナトリウム・三水和物(以下 酢酸Na・3H₂O)の「潜熱放出」という化学メカニズムが作り出すものです。

酢酸Na・3H₂Oの融点は約58 °C。この温度以上で一旦溶かし、何も刺激を与えずに室温まで冷ますと過飽和溶液ができ、不安定な“熱の貯蔵庫”状態になります。金属ディスクにわずかな力を加えるだけで核形成が起き、結晶化が爆発的に進行。このとき放出される潜熱が瞬間的な暖かさを生み出します。加えるエネルギーは押すだけで済み、使い終わったらお湯で再加熱すれば何度でもリサイクル可能。非常用の防寒対策から医療用保温製品まで幅広く活用されています。

しかし「ホットアイス」の用途は手元の温もりだけではありません。太陽熱やヒートポンプの余剰熱を一時的に蓄え、放熱に使える「潜熱蓄熱材」としても脚光を浴びています。小型で高潜熱のため、家庭用給湯器や床暖房システムの省エネ実現に有望視されています。また再利用=廃棄ゼロ、原料は安価で入手しやすく、環境負荷が少ない点もメリットです。

製品化を検討するうえで肝心なのは、高純度・高安定性を誇る原料確保です。寧波イノファームケム株式会社は長年にわたり PCM(Phase Change Material)メーカーとして高品質な酢酸Na・3H₂Oを安定供給し、お客様のカイロや蓄熱システムが求める厳格な品質基準に応えています。試験開発段階でも量産フェーズでも柔軟に対応し、競争力ある価格で信頼できるアフターサポートを提供。ぜひ酢酸ナトリウム供給の新パートナーとして寧波イノファームケムをご一考ください。