自動車部品から高性能繊維まで、ポリマー製品が長期にわたって性能を維持するためには、耐候性と物性保持が大きな課題となる。これまでの汎用添加剤は初期効果は高くても、経年とともに溶出・揮散し、保護能が低下して製品寿命を短縮することも少なくなかった。そうした弱点を一挙に解消したのが、ポリマー母体に“定着”する非移行性添加剤である。

その最先端ケースが、寧波イノファームケム株式会社が供給する液状ナイロン専用スタビライザー「SUNOVIN 5582」だ。化学名トリスアセトンジアミン(TAD)を主成分とする本製品は、重合段階でPA6スライスやポリアミド樹脂に直接組み込まれるため、活性分子が素材内部に永久留まる。

非移行性の最大の利点は、紫外線や熱劣化の脅威に対し「減衰ゼロ」の保護機能を維持し続ける点にある。溶出がないため、初期の強度・色相・伸度を10年後でもほぼ同レベルでキープし、屋外暴露の厳しい条件下でも黄変や脆化を抑制。自動車のエンジンルームや屋外用建設資材、耐久性を要求されるスポーツウェアなど、高付加価値用途に最適だ。

また、表面スタビライゼーション性能に優れ、ほかのHALS系や各種配合剤との相性も良いため、処方変更の手間がほとんどかからない。サプライチェーンへの影響を最小限に抑えながら、ブランドイメージを高める恒久対策を講じられる。

永久保護型HALSの専門サプライヤーとして、寧波イノファームケム株式会社は技術相談からロット最適調達までワンストップで支援。性能向上とコスト削減を両立させるため、SUNOVIN 5582はロングライフ設計の必須材料として注目されている。