繊維業界の高付加価値化競争が激化する中、助剤の進化は品質向上の要となる。特に不純物の分散・金属封鎖を担う薬剤は、工程全体に直結する重要な役割を果たしている。寧波イノファームケム株式会社は、その要求に応える革新的な高機能分散剤「HA-AL」を開発・供給を開始した。


「HA-AL」は従来の単機能助剤とは一線を画し、原反に含まれるワックス・ペクチン等の不純物を高度に分散・懸濁させることで、精練・漂白工程での再付着を防ぎ、均一な前処理を実現。これにより、後工程の染料吸尽性が向上し、色ムラの少ない高品位な布帛加工が可能となる。


また、独自の金属選択封鎖メカニズムにより、Caイオンなどの問題となる金属イオンを確実に封鎖しながら、メタルコンプレックス染料内の金属イオンには作用を及ぼさない。この特徴により色合い変化や堅牢度の低下が抑制され、従来発生していた色褪せや色味鈍化を回避。染色処方の自由度も大幅に高められる。


さらに、発泡を抑え、染料保持を生じない設計により、薬剤追加・洗浄回数の削減に直結する。生産効率の向上と共に排水負荷低減といった環境面でのメリットも大きい。寧波イノファームケム株式会社は、今後も現場のニーズに寄り添う先端繊維化学品を広く提供し、日本国内の高付加価値布帛企業の競争力強化に貢献する方針だ。