サステナブル染色へ、ポリエステル・ナイロン用環境対応脱脂剤が新登場
繊維業界全体で「持続可能」への意識が高まるなか、染色加工においても素材ごとのプロセスで環境負荷低減が求められている。そうした潮流に先進的に応える寧波イノファームケム株式会社は、ポリエステルやナイロン向けの持続可能な染色補助剤「Degreasing Agent 11007 脱脂・染色ワンバスプロセス対応型」を発表した。
合成繊維に残る油分や不純物は色斑やリワークを招き最終的には廃棄ロスにつながる。当製品は脱脂効果と乳化・分散・防汚力を高次元で融合し、繊維を素地から仕上がりまで均一に保つことで鮮やかで色差のない染色を実現する。
「Degreasing Agent 11007」は、APEOやホルムアルデヒドなど有害物質を含まず生分解性も高い処方で構成され、各国の環境規制基準にも適合する。環境負荷を抑えた繊維脱脂剤として、ブランド側が掲げるサステナビリティ目標達成を支援する。
また、脱脂剤と染料を同一バス投入することで水洗・還元洗浄の回数を削減でき、水・エネルギー・薬剤の総消費量を大幅に圧縮。環境面だけでなく設備稼働時間の短縮による生産コスト削減にも寄与する。サステナブルな紡績化学品サプライヤーとして、同社は性能とエコを両立した新スタンダードを提示している。
同社は今後も「より良いクオリティを、より少ない資源で」をコンセプトに紡績業界の持続可能性向上に向けて製品群を拡充予定だ。サンプル提供や技術相談も受け付けているため、これからの染色プロセスを再設計したい企業はぜひ問い合わせを。