寧波イノファームケム株式会社は、製剤メーカーにおいて卓越した性能を発揮する高機能賦形剤のご提供を使命としています。その最たる代表例となるクロスポビドンは、錠剤の崩壊性能を飛躍的に高めるとして各社の高い評価をいただいています。そこで今回は、クロスポビドンが実際にどのように錠剤を瞬時に分解させるのか、詳しく仕組みをお伝えします。

一般的な崩壊剤の多くは単純な膨潤作用に依存する中、クロスポビドンは「毛細管現象(ウィッキング)」と「膨潤」の二重メカニズムを同時に働かせることで、格段に速い崩壊を可能にしています。交差結合された独自の高分子設計により、粒子内部に均一なマイクロポアが形成されているため、水分が瞬時に広がり粒子体積が急膨張。これにより錠剤内部に均一で強力な拡張圧を生み、錠剤マトリックスを瞬時に破壊します。重要なのは、多くの親水性高分子で見られるゲル層を一切形成せず、ゲル化による崩壊遅延がないことにあります。そのため、水分接触と同時にダイレクトな崩壊・溶出が進行します。

さらに高比表面積が作り出す三次元多孔質構造のおかげで、崩壊液の浸透効率が向上し、崩壊時間は短縮される一方、薬物のバイオアベイラビリティも改善されます。速やかな崩壊と確実な有効成分遊離を求める製剤開発者の皆様へ、寧波イノファームケム株式会社は製薬グレードのクロスポビドン(PVPP)を安定供給し、各社の製品競争力向上を支援してまいります。