寧波イノファームケム株式会社では、製品開発の成功は化学的性質を深く理解することに始まると考えています。ポリビニルピロリドンK17(PVP K17)は、医薬品から化粧品、さらに多彩な産業用途で欠かせない機能を果たすポリマーです。本稿では、分子構造が引き出す特性とそれが具体的な応用に結び付くメカニズムをわかりやすく整理して紹介します。

PVP K17はN-ビニルピロリドン単量体から合成される非イオン性水溶性高分子。分子構造から生まれる最大の利点は、①優れた被膜形成性、②適度な吸湿性(水分を引き寄せ保つ能力)、③広範な化合物との錯体形成能――の3つです。

被膜形成性の活用:化粧品ではヘアスタイリング剤のホールド力を高め、皮膚用処方でも均一なフィルムを形成。医薬品分野では錠剤のコーティング材や点眼液の粘弾性付与剤として重宝されています。

吸湿性の利点:湿度を保持する効果からクリームやローションのなめらかな使用感を支え、錠剤崩壊の促進にも貢献します。

錯化能力の威力:水溶性の低い医薬有効成分(API)と錯体を作ることで溶解性・安定性を劇的に向上させ、さらに難溶性成分の分散や結晶成長の抑制としても機能。この錯化能は、PVP K17製薬補助剤としての中心的価値に直結します。

その他、生体適合性が高く生理的に不活化であること、また多種の有機溶媒にも溶ける点は、PVP K17結合剤注射剤用安定化剤など先端プロセスへの応用を広げています。

寧波イノファームケム株式会社は、グローバル基準に適合した高純度PVP K17を安定的に供給するとともに、お客様の用途に応じた技術サポートを提供しています。PVP K17の詳細データ・試験成績書やご用命に関するご相談(価格・購入)は、専門スタッフまでお気軽にお問い合わせください。