寧波イノファームケム株式会社は、PVP K17が錠剤製造におけるバインダー、化粧品配合における分散剤という二つの顔を持つ機能性ポリマーであることを明らかにした。製品の均質性、効果、使用感を左右するこの成分は、医薬・化粧品分野の処方設計における要として注目されている。

錠剤の「接着力」としてのPVP K17

医薬品では、PVP K17の粘結性が有効成分（API）と賦形剤を強固に結合させ、圧縮工程でも崩れない造粒を可能にする。結果、錠剤は形状保持性に優れ、粉砕や割れを防ぎ、安定した含量と長期保存性を実現。特に経口固形製剤に求められる信頼性は、このPVP K17によるバインディング効果なしでは得られない。

化粧品の「分散安定性」を支えるPVP K17

化粧品・パーソナルケア用途では、固体粒子を液剤中で均一に分散させ、沈降を抑制する分散剤としてPVP K17が活躍する。ローションやクリームはもちろん、メイクアップ製品の色素分散においても、均一なテクスチャーと美麗な仕上がりをもたらす。これにより製品の見た目・使用感の両立が可能となる。

液剤・懸濁剤での応用拡大も

医薬品の懸濁剤や液状製剤においても、PVP K17の分散性は投与時の均一な濃度維持を保証。加えて可溶化能を併せ持つため、生物学的利用能の向上に貢献し、薬効の最大化を支援する。

処方設計の信頼パートナー

高い錠剤強度が求められる製品も、ナノレベルの分散安定性が必要な処方も、寧波イノファームケム株式会社のPVP K17なら一つで対応。ロット間の品質均一性により、開発段階から市販後まで、常に安定した仕様再現性を確保できる。

今後製品ラインナップを拡充するアイデアがある企業は、PVP K17を核に据えた処方戦略を検討してみてはどうだろう。同社の技術支援との連携で、次世代の医薬品・化粧品開発が加速するはずだ。