中国・浙江省宁波市 – 呼吸器疾患治療薬の処方設計において、有効性と安全性を同時に追求するなら、アンブロキソール塩酸塩（HCl）APIは外せない存在だ。寧波イノファームケム株式会社は、GMP基準に完全準拠した生産体制でこの原薬を安定供給し、世界中の製薬企業の治療薬開発を支えている。

アンブロキソールHClは、粘液の異常分泌や線毛運動の低下を伴う呼吸器症状に対して、すぐれた去痰作用を示す。その作用機序は複合的で、（1）ゴリゴリと絡みつくような粘痰の粘度を下げる、（2）線毛のスイープ機能（mucociliary clearance）を活性化して異物や細菌を排出しやすくする、（3）気道の炎症を落ち着かせ呼吸を楽にする——という3段階にわたる。結果的に、せきや息苦しさといった患者のQOLを左右する症状を速やかに改善できるため、OTCの風邪薬から処方箋薬まで幅広く採用されている。

同社が提供する原料は、各種薬典（EP／USP／JP 等）に適合した高純度規格をクリアし、さらに重金属不純物管理や残留溶媒基準も厳守。これにより、最終剤形のバッチ間バラツキを極限まで抑え、治験や承認申請の段階で余計なリスクを回避できる。

「価格」「安定供給」「技術サポート」の3拍子が競争力の源泉だ、と海外事業部を担う同社幹部は語る。「アジア最大級のスケールメリットを活かし、原料調達から包装出荷まで一貫管理することで、適正価格を維持。さらに、現地法人・現地代理店との連携により日本企業にも迅速な技術レスポンスを提供しています」

開発ラインには小児用液剤や吸入製剤など、剤形ごとの粒子サイズや流動性要件に合わせたカスタマイズメッシュも用意。既存品のコストダウンを図りたい企業、新規用途を検討している企業とも相談に乗る。

寧波イノファームケム株式会社は高品質アンブロキソール塩酸塩APIの国内展開を加速中だ。製薬会社の皆様はぜひ1度、サンプル請求や規格資料の資料請求をご検討いただきたい。