寧波イノファームケム株式会社は、健康寿命延伸に向けた革新的なソリューションの開発に尽力しています。本稿では、いま注目を集める若返り(アンチエイジング)ペプチド「エピタロン(Epitalon)」を中心に、最新の寿命科学の一端をご紹介します。

エピタロン(CAS番号:307297-39-8)は、松果体ペプチド「エピタラミン」をもとに設計された合成ペプチドで、テロメラーゼ活性化作用と抗老化効果が高く評価されています。染色体末端を守るキャップ「テロメア」は細胞分裂とともに短くなり、老化や疾患リスクの上昇に関わるとされるため、エピタロンのようにテロメア長を維持する物質は長寿志向層にとって極めて重要な研究対象となっています。

抗老化における大きな魅力は「寿命」の延長だけではありません。臨床・エビデンスでは、肌の弾力アップや毛穴やシワの改善といった外見的な変化も報告されており、エピタロンの美容皮膚分野への応用にも期待が高まっています。(類似の美肌ペプチドであるGHK-Cuもコラーゲン産生と皮膚修復で知られています。)

さらに、エピタロンは「ゲロプロテクター(geroprotector)」とも呼ばれる老化防御作用を示し、心血管疾患、認知症、がんなど加齢関連疾患の発症リスクを抑える可能性が示唆されています。特にエピタロンの抗腫瘍効果は、テロメア保護を通じた細胞レジリエンスの向上に由来するとされ、今後のエビデンス蓄積が待たれます。

また、鼻腔投与による脳機能改善という新たなアプローチも検討されており、エピタロンの神経保護作用にも光が当てられています。当社は引き続き、この分野の研究開発支援を加速し、人類の健康寿命延伸に貢献して参ります。