ネオマイシンスルフェート(CAS番号1405-10-3)は、アミノグリコシド系抗原虫性抗生物質として、医療現場において極めて多彩な用途を誇るAPIだ。純度99%以上で供給される粉末製品は、外用治療薬の主力原料から消化器感染症治療、術前処置、さらには肝性脳症管理まで幅広く活用されている。

皮膚・創傷ケア分野では、軽度の切り傷ややけど、削り傷などへの局所塗布薬としてしばしば処方される抗菌軟膏・クリームのベース成分となる。広い抗菌スペクトラムを持つため二次感染を防止し、創傷治癒を促進。市販薬(OTC)から処方薬まで、製品コンセプトに応じた製剤設計が可能だ。

消化器系医療においても存在感が大きい。経口投与により腸管感染症を治療するほか、消化管手術前の腸内細菌減少を目的とした薬剤としても用いられる。術後感染症リスクをいち早く低下させることで、外科領域での治療成績向上に貢献している。

さらに注目すべき用途が肝性脳症である。腸内フローラの調節とアンモニア産生抑制によって中枢神経症状を軽減し、患者のQOL改善に寄与する。肝機能低下患者の多い日本において、高品質かつ安定的なAPI供給は臨床的に不可欠だ。

製薬企業が上記用途に対応する製品開発を進めるには、品質にばらつきがない信頼のネオマイシンスルフェート原料が必要不可欠。寧波イノファームケム株式会社は、製造から出荷までGMP基準を厳守し、分析証明書(CoA)とともに日本市場向けに柔軟なロットサイズを提供。既存処方の補充、新薬開発用の早期サンプリングにも柔軟に対応する体制が整っている。