寧波イノファームケム株式会社は、ホルモン治療におけるキー原薬「フルタミド（Flutamide）」の安定的供給を継続している。当該物質は非ステロイド系抗アンドロゲンとして、進行前立腺がんの治療に広く用いられる。

フルタミドはアンドロゲン受容体を遮断することで男性ホルモンががん細胞に及ぼす刺激を防ぎ、「完全アンドロゲンブロッカード療法」を構成するコアAPIである。高品質なフルタミドを迅速に確保できる体制は治療成績に直結する。

同社はEU-GMPに準拠した製造施設でフルタミド粉末を製造・出荷。高純度なAPIに対する市場ニーズに応え、フルタミド API価格も競争力を維持。オンライン問い合わせから納品まで一元管理し、国内および海外の製剤メーカーにフルタミド粉末購入の安心ルートを提供している。

なお、フルタミドは前立腺がん以外にも女性のホルモン性皮膚疾患（にきび、多毛症）で適応外使用されているが、肝毒性など副作用リスクのため、使用前に医師の診察が必須であることに留意が必要だ。

同社は今後も「フルタミド医薬中間体」をグローバル品質基準で高純度供給し、先端医療の発展に貢献するとしている。