カビ類や酵母に含まれる天然ステロールであるエルゴステロール(CAS 57-87-4)が、日本の美容・健康業界で新たな主役として浮上している。体内でビタミンD2に変換される唯一の植物ステロールであることに加え、免疫強化と抗酸化という二つの生理機能を有するため、「次のマルチヘルス成分」とも評される。

その中でも、エルゴステロールパウダーの最大の魅力は「免疫バランスを整える力」だ。研究によれば、T細胞やNK細胞の増殖・分化を促進し、ウイルスやストレス外来因子に対する抵抗力を高めるという。高純度99%以上の粉末を用いた製品例では、摂取から1~2週間で免疫マーカーが有意に上昇するデータも報告されている。

抗老化用途でも存在感が大きい。活性酸素による脂質過酸化を抑制し、細胞膜やミトコンドリアを保護する作用により、エイジングサインの進行を緩やかにするという点が新たな需要を呼んでいる。

ビタミンD2生成におけるプロビタミンとしての利点も忘れられない。UV照射により容易にビタミンD2へ変換されるため、ベジタリアン対応のサプリメントや植物由来栄養強化食品の要としての需要が拡大中だ。ヨーグルトや栄養バーといった機能性食品への配合も進んでおり、風味や食感を損なうことなく健康価値を付加できる。

原材料品質にこだわる日系企業に向けて、寧波イノファームケム株式会社はGMP準拠の製造ラインで精製した高純度エルゴステロールパウダーを安定的に供給。粉末規格は99%以上の純度に加え、残留溶媒基準、重金属試験も日本食品安全基準に準拠している。