寧波イノファームケム株式会社は、高品質医薬品原料の供給を通じて世界の製薬企業を支援しています。当社ラインナップの中核を担うのが、医薬品グレードの水添植物油。厳格な品質設計と製造管理により、製剤品質と治療効果に直結する役割を担います。今回は、その価値を踏まえた特長を詳説します。

水添植物油は、天然植物油を出発原料として、製造工程での水添反応を経て不飽和脂肪酸鎖を飽和化。液体→半固体・固体への相転移により酸化劣化耐性と長期保存性を飛躍的に向上させました。得られた生成物は無色無臭で、USP・EP・JPなど各国薬局方を完全クリア。さらなる精製・脱色・脱臭処理により、残留不純物を限界まで除去し、製剤への適合性を最適化しています。

医薬品製剤の現場では、水添植物油が果たす役割は多岐にわたります。代表的な用途は以下の通りです。

  • 錠剤・カプセルの潤滑剤:打錠機への付着を防止し、高生産性とカム背の均一性を実現。
  • 徐放性基材:API放出速度を精密に制御し、血中濃度を安定化。
  • 補助バインダー:圧縮成形後の機械的強度を高め、チッピング・クラッキングを削減。
  • 坐剤・外用基剤:常温で固体を維持し、形状保持性と皮膚への密着性を両立。

そのほか、'controlled release hydrogenated vegetable oil'として知られる徐放マトリックス材としても注目され、新規製剤開発のカギを握る存在となっています。

寧波イノファームケム株式会社では、原料受入から出荷検査に至るまでGMPに準拠した厳正な品質管理体制を敷き、バッチごとの高い均一性を実現。医薬品開発における皆様の「安心できるパートナー」として、最適な水添植物油をご提供いたします。