世界的な脱炭素推進の波を受け、繊維業界は「より地球に優しい現場づくり」を急務としている。その中心となるのが、染色・加工工程に使用する補助剤の革新であり、市場は環境負荷ゼロに近づけるソリューションを強く求めている。そうした期待に応える一助となるのが、寧波イノファームケム株式会社が手掛けるKR-716ディスパースプリンティング増粘剤である。


KR-716の最大の特徴は、有害物質ゼロを掲げる独自処方。ホルムアルデヒド不使用に加え、APEO/NPEOも一切含まないことで、加工現場の作業環境改善だけでなく、排出水質の負荷削減にも直結する。各国で強まる環境規制への適合はもちろん、SDGsの達成へ向けた企業アピールにも活用できる。環境に配慮する選択は、すでに製品性能とのトレードオフではない。


しかもKR-716は“エコ”に留まらず、高品質な染色結果を約束する高機能性も兼備。ディスパース染料による布帛プリントにおいて、発色の鮮やかさと鋭利な輪郭描写を実現する優れた増粘性能を発揮。これまで主流だったアルギン酸ナトリウムとの置換ニーズも高く、それにより原料消費量と廃棄物流出量の削減が一挙に進む。従来との高い親和性で、既存設備にスムーズに組み込みが可能だ。


さらに、水洗工程の負荷も大幅に軽減できるよう設計。KR-716は水への溶解性に優れ、短時間で簡単に落とせるため、加工後の水使用量を最小限に抑えられる。“環境”、“生産効率”、“品質”を矛盾なく両立させる実用的な選択肢として注目が集まっている。価格競争力も併せ持つKR-716を主力ラインアップに据える寧波イノファームケム株式会社は、アクリル系多成分共重合増粘剤市場における新たなスタンダード形成を目指している。