デジタル化が進む一方で、熟練の技術が光る伝統的な手法も存在感を保つ繊維プリンティング業界。いずれの手法においても、選ばれる薬品の性能が発色・品位を左右します。そんな現場の期待に応えるのが、寧波イノファームケム株式会社が開発した万能アクリル増粘剤「RG-7207RA」です。ディスパース染料用に特化したこの液体増粘剤は、デジタル印刷の高速安定性と、スクリーン印刷の鮮鋭な柄立ちを併せ持ち、高付加価値製造への架け橋となります。


両スタイルに最適化された流動特性
RG-7207RAは高効率合成増粘剤として設計されており、伝統的なスクリーンの粘度確保とデジタルヘッドでの連続吐出を同時に叶えます。レオロジー調整により、繊細なデザインでも滲みや飛びを抑制し、大判塗布でも端までムラなく染まる均一膜厚を形成。さらに、印刷ペーストを作製後も15日間の層分離・粘度低下を抑制する安定性により、ロット間品質ばらつきを低減し、量産工程での連続稼働を実現します。


発色向上とコスト削減を両立
アニオン系のRG-7207RAはディスパース染料との相性に優れ、繊維上での発色力を10～40％高めることで、染料使用量を抑えながら深みのある鮮やかな色表現を可能にします。「色の忠実再現」を求めるブランドや、環境負荷低減を図る工場にとって、品質・コスト・サステナビリティの三拍子がそろう選択肢となります。


簡便な工程への統合
液体納入タイプのRG-7207RAは、粉末溶解の手間が不要で瞬時に調整可能。海藻酸ナトリウムの代替としても実績があり、既存設備にノンストレスで導入できる柔軟性が魅力です。細密柄はもちろん、大面積ベタ染めまで幅広く対応し、工程効率を大きく改善するスペシャルティケミカルとして、デジタル・伝統印刷の両プロセスで価値を発揮します。